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変わるコンテンツづくり  クリエーターとの協業が鍵に

10月28日と29日の2日間開催された「アドテック東京」は2年目を迎え、初日だけで前回の3000人を大幅に超える5000人近くが来場し、大盛況であった。本年は海外からの来訪者も多く、海外の日本市場に対する見方も変わってきたような気がする。私も昨年に引き続き、2つのセッションに参加させていただいた。各セッションの内容は色々なところで紹介されているのでお任せすることとし、今回は特にコンテンツに関して考えてみたい。

インターネット/デジタルのプレゼンス、特にソーシャルメディアが大きくなってくると、メディアやコンテンツの「質」が従来と変わり始めるだろう。情報を受け手がパッシブ(受動的)に見ているものと、何らかのアクションをもってアクティブ(能動的)に接しているコンテンツでは、作り方がまったく違う。

コンテンツの定義は広くなる一方である。例えばゲームでは、マイクロソフトが11月20日に発売をするキネクトは、手元のコントローラーではなく自分の体の動きでゲームをコントロールする。筆者も体験したが、今までとまったく違った世界観を体感できた。一方で企業ブースの座談会に登場した堀江貴文氏は、メールマガジンが電子書籍ビジネスの優等生でこれからメルマガの時代が来ると述べた。さらにソーシャルメディアに至っては、ユーザーそのものがメディアであり、コンテンツを作っているのである。

1日目のキーノート(基調講演)で、グーグルのマービン・チョウ氏は将来デジタル広告は全体の50%以上になると予言した。業界が大きくなればなるほど、各種コンテンツの重要性が増してくるだろう。吉本興業の大﨑洋社長は、今後テレビとWebが互いに補完し合って発展することが重要とし、フジテレビジョンの大多亮氏はWebにエンドロール(クレジット)のないことはクリエーターとしてはWebの閉塞感の1つと指摘した。つまり、今後はデジタルマーケターとクリエーターがお互いを理解して進めてゆくことが必要であろう。

2日目のキーノートでマイクロソフトのキャロリン・エバーソン氏は、デジタル広告に必要なのはコンテンツ、クリエーティビティー、UI(ユーザーインターフェース)の融合と述べた。2011年のアドテックではクリエーターの表現する場所を作成し、何らかのアワードを開催するのも興味深いのではないだろうか。筆者がメンバーであるアドバイザリーボードで提案してみたいと考えている。

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