Blog

【参考記事】映画「ソーシャル・ネットワーク」を通じて考えたこと

《このコラムは、新聞「アドバタイムズ」2010年10月27日発行号に掲載された「i(アイ)トレンド」をWeb上に転載したものです》

23日から開催されている東京国際映画祭で、特別招待作品「ソーシャル・ネットワーク」を見てきた。私自身も、1996年にインターネットのベンチャーを立ち上げて運営していた経験から、非常に感慨深いものがあった。全米などですでに公開されている本作品は、日本では2011年の1月15日に公開される予定なので、本紙の読者には是非一度見ることをお勧めしたい。

映画の内容は、Facebook(フェースブック)の創始者マーク・ザッカーバーグ氏がハーバード大学に入学し、フェースブックを立ち上げるまでの物語を知人達からの訴訟を通じて描くという内容である。ただし、当然であるが米国の大学生活やインターネットに関する内容が非常に濃いので、事前にある程度の知識を公式ホームページなどから得てから見ることをお勧めしたい。

私がフェースブックに出会ったのは、06年の9月に全世界的なコカ・コーラのインターネットマーケターが集まった会議をシリコンバレーで開いたときである。そのときにはフェースブック社の好意でその会議の参加者だけのクローズドなフェースブック空間を提供していただいた。したがって今でもフェースブックの友人関係はそのときの仲間が中心となっている。最初に見たときの感想は、すでに使っていた「mixi(ミクシィ)」とYahoo!グループを足したような機能に私が前職で行っていた「マイアルバム」 サービスを付け加えたようなものであった。便利なサービスではあったが、その後ここまで大きくなるとは、正直思っていなかったものである。

今後ソーシャルネットワークが発達してくると色々なことが起きると考えている。私は個人でかなり多くのソーシャルネットワークおよび情報交換のアカウントを持って利用している。具体的には、開設順で言うとNiftyフォーラム、個人ホームページ(ベッコアメ・インターネット)、Yahoo!グループ、ミクシィ、フェースブック、LinkedIn(リンクトイン)、モバゲータウン、ツイッター、アメブロ、ライブドアブログ、グリー、Yahoo!モバゲーになる。すでに閉鎖されたアカウントやサービスもあるが、残っているものは最近よく更新するなど活性化されている。

それぞれのサービスには捨てがたい特徴があるのだが、いかんせん全てを管理している時間がない。特にフェースブックやミクシィは全て追ってゆくと時間がかかる。今後、そのようなサービスを一括管理できるようなサービスが必要になると個人的には考えている。そのアカウントもひとつ増えることになるのであるが。

関連記事

  1. Blog

    スマートフォン中心の経済圏が登場

    アップルが金額ベースで携帯電話のトップ企業に世界的にスマートフォンへ…

  2. Blog

    昨年のニュースキュレーションアプリに匹敵する伸びを見せるか? 2015年は音楽定額配信サービスが飛躍…

    前回(6月24日掲載)のコラムでは、音楽配信サービスの最近の盛んな…

  3. Blog

    企業のソーシャルメディア活用、最適な運用体制は?

    「ポスト検索」として期待集める先週開かれた二つのソーシャルメデ…

  4. Blog

    オウンドメディア新規活用策が続々登場 KDDI、T-SITE、Lideaに見るマーケティングプラット…

    前回のコラムはこちら9月17日と10月1日付のコラムで「アドテック…

  5. Blog

    楽天トラベルカンファレンス2017の基調講演をします

    1月19日沖縄よりスタートする全国9会場で行われる楽天新春トラ…

  6. Consulting

    マーケター向け専門メディア 『MarkeZine』44号 巻頭インタビュー掲載【8/25 発売】

    マーケター向け専門メディア 『MarkeZine』44号 巻頭インタビ…

最近の記事 // Recent Blog

会員ログイン // Login

カテゴリー // Category

アーカイブ // Archive

  1. Blog

    テレビのCMをOfficeのPowerPointで作成してオンエアしました
  2. Blog

    2018年の日本はデジタルテクノロジー・マーケティングの進化により、ようやく適正…
  3. Blog

    企業アカウントの運用も始めたLINEの人気の秘密とは?
  4. Blog

    2012年の展望: スマートフォン・インターネット、ソーシャルメディアとゲーミフ…
  5. Blog

    デジタル活用キャンペーンのインフラに関する注意点
PAGE TOP