2026年3月25日、26日の2日間、iU(情報経営イノベーション専門職大学)にて、「スタンフォード式 生成AI Bootcamp mini」 を開催しました。
今回は、リアル約20名、オンライン約20名、計約40名の皆さまにご参加いただきました。
まずは、ご参加くださった皆さま、Jeremy Utley氏、そして運営・サポートに関わってくださった皆さまに、心より御礼申し上げます。
今回の2日間を一言で表すなら、私にとって最も印象的だったのは、参加者の皆さまが
「生成AIは単なるツールではなく、共に働くパートナーである」
ということを、頭で理解するだけでなく、体感としてつかんでいったことでした。
受講者の声が、この2日間の価値を物語っていた
今回の価値は、主催者側の感想よりも、むしろ受講者の皆さまの声に表れていると思います。
アンケート結果も非常に良好で、満足度は96.2%、推奨意向を示すNPSは32、さらに**「期待以上だった」といえる「Very Good とても良い」の回答は53.8%** という結果でした。
これは、単に「面白かった」「ためになった」というレベルにとどまらず、実際に自分の仕事に持ち帰れる手応えを感じていただけたことの表れではないかと思います。
たとえば、今回の2日間を通じて多く見られたのは、次のような変化です。
AIに対する見方が変わった
単なるツールではなく、思考の伴走者として見えるようになった
自分の業務にどう応用するかのイメージが持てた
明日から試してみたい具体的な使い方が見つかった
一人で使うのではなく、周囲に広げていく視点が持てた
こうした反応は、まさに今回目指していたことそのものでした。
知識として「すごい」と思うだけでは、行動は変わりません。
しかし、自分の仕事との接点が見えた瞬間、人は初めて実装に向かいます。
その意味で、今回のBootcamp miniは、多くの方にとって実装の入口になったのではないかと思います。
なぜ今、「スタンフォード式 生成AI Bootcamp mini」なのか
生成AIを取り巻く情報は、ここ1年で一気に増えました。
一方で、実際の現場では、
- 触ってはみたが、仕事にどう使えばいいか分からない
- 一度使ってみたが、結局元のやり方に戻ってしまった
- 組織で広げたいが、まず自分自身が使いこなせていない
という声も少なくありません。
だからこそ今回のminiでは、壮大な理論を語るよりも先に、まず個人が自分の仕事の中でAI協働を体感し、2日間で実務に持ち帰れることを重視しました。
「組織全体の変革」はもちろん重要です。
しかし実際には、変化はいつも個人から始まります。
自分の仕事のやり方が変わる。思考の質が変わる。判断のスピードが変わる。
そこから少しずつ、周囲に広がり、やがて組織に波及していきます。
今回のBootcamp miniは、まさにその最初の一歩をつくる2日間でした。
最も大きかったのは、「AI観」が変わったこと
今回の講座で大きかったのは、単に「便利な使い方」を学ぶことではありませんでした。
参加者の皆さまの中で、AIに対する見方そのものが変わったことです。
多くの人にとって、生成AIはまだ
- 指示を出す相手
- 作業を速くしてくれる道具
- 文章やアイデアを出してくれる便利ツール
として認識されがちです。
もちろんそれも間違いではありません。
ただ、それだけでは生成AIの価値を十分に引き出せません。
今回の2日間を通じて見えてきたのは、生成AIは、使い方次第で思考を深め、問いを磨き、判断を支えてくれる存在になりうる、ということでした。
つまり、単なるツールではなく、共に働くパートナーになりうるのです。
初日の転換点――AIが“問い返してくる”体験
初日は、さまざまな演習を行いました。
その中でも特に大きな意味を持っていたのが、AIとの対話の中で、AIから逆に質問してもらう体験でした。
多くの人は、AIに対して「こちらが指示を出し、AIが答える」という一方向の関係を想定しています。
しかし実際に対話をしてみると、AIが問い返してくることで、自分でも言語化できていなかった考えや前提、目的が浮かび上がってきます。
「自分は本当は何を求めているのか」
「この仕事の優先順位は何か」
「誰に向けた成果物なのか」
「何を明確にしないまま指示していたのか」
こうしたことが、AIとのやり取りの中で少しずつ見えてくるのです。
この体験を通じて、参加者の皆さまは、AIが単なる作業代行の相手ではなく、時にメンターのように、時にコーチのように、自分の思考を支えてくれる存在になりうることを理解されたように思います。
そして印象的だったのは、その感覚が初日だけで終わらなかったことです。
2日目になると、前日の学びが整理され、「AIは単なるツールではない」ということを、参加者ご自身の言葉で口にされる場面が増えていました。
ここに、今回の2日間の本当の価値があったと感じています。
2日目の中心は、“自分のデジタルコワーカー”を設計することだった
2日目の中心にあったのは、AIを自分のデジタルコワーカーとして設計するという発想でした。
ここで大切なのは、AIを「何でもやってくれる万能ツール」として扱うのではなく、
自分にとって、どのような役割を持った存在として使うのかを考えることです。
たとえば、
- 自分の思考整理を手伝ってくれる相手なのか
- アイデアを広げる壁打ち相手なのか
- 文章の下書きや構成を支える相手なのか
- 難しい会話の事前練習をする相手なのか
- 業務改善のヒントを一緒に考える相手なのか
同じAIでも、役割設計が変われば、使い方も成果も大きく変わります。
今回の演習では、参加者の皆さまが、自分の業務や立場に合わせて「自分にとってのAIとの関係」を考え、それを具体化していきました。
ここが、このプログラムの大きな特徴です。
単にプロンプトの書き方を学ぶのではなく、自分の働き方の中にAIをどう位置づけるかを考える。
だからこそ、学びが一過性で終わらず、実務に持ち帰れるものになっていきます。
多様な参加者が集まったからこそ、学びが深まった
今回の参加者は非常に多様でした。
ご自身で会社を経営されている方、マーケター、コンサルタント、メディア関係者、スポーツ事業に携わる方、教育関係者、そして日々の実務や事務を担う方まで、さまざまな立場の方が集まりました。
立場も課題も異なりますが、共通していたのは、
「まず自分の仕事で、生成AIとどう協働できるのかを掴みたい」
という切実な関心です。
今回のminiは、組織全体の制度設計や全社変革を主眼にしたものというより、まずは個人が自分の仕事の中でAIとの付き合い方を変え、その先に組織へ広げていくための入り口として機能したと感じています。
この多様性があったからこそ、学びは単なる講義内容にとどまらず、「自分の現場ではどう使うか」という具体的な視点に落ちていきました。
受講者の声が、この2日間の価値を物語っていた
今回の価値は、主催者側の感想よりも、むしろ受講者の皆さまの声に表れていると思います。
アンケート結果も非常に良好で、
満足度、推奨意向、「期待以上だった」といった項目でも、とても良い反応をいただきました。
アンケートでは、満足度96.2%、NPS32という非常に良い結果となりました。
たとえば、今回の2日間を通じて多く見られたのは、次のような変化です。
- AIに対する見方が変わった
- 単なるツールではなく、思考の伴走者として見えるようになった
- 自分の業務にどう応用するかのイメージが持てた
- 明日から試してみたい具体的な使い方が見つかった
- 一人で使うのではなく、周囲に広げていく視点が持てた
こうした反応は、まさに今回目指していたことそのものでした。
知識として「すごい」と思うだけでは、行動は変わりません。
しかし、自分の仕事との接点が見えた瞬間、人は初めて実装に向かいます。
その意味で、今回のBootcamp miniは、多くの方にとって実装の入口になったのではないかと思います。
miniだからこそ得られた価値
今回あらためて感じたのは、miniにはminiならではの価値があるということです。
一つは、個人がまず自分の仕事でAI協働を体感できること。
もう一つは、2日間で実務に持ち帰れることです。
大きな概念や未来予測だけではなく、
「では自分は明日から何を変えるのか」
「どこから始めるのか」
まで落とし込めることが、今回のminiの強みでした。
生成AIの話は、つい抽象的になりがちです。
しかし本当に必要なのは、自分の働き方の中にどう埋め込むかです。
その最初の設計を短期間で集中的に行えたことは、非常に大きかったと感じています。
リアル開催だからこそ生まれた交流も大きかった
今回はリアルとオンラインのハイブリッド開催でしたが、特にリアル参加の皆さまにとっては、講義そのものに加え、参加者同士の交流も大きな価値だったように思います。
休憩時間の何気ない会話、他の参加者がどう使っているかの共有、立場を越えた意見交換、そして懇親会での対話。
そうした場面を通じて、学びはさらに立体的になっていきました。
AI活用は、一人で黙々と試すこともできます。
しかし、他者の視点に触れることで、自分では思いつかなかった使い方や広げ方が見えてきます。
今回のリアル開催では、まさにその価値がよく表れていたと感じます。
今後は、今回の学びを一過性で終わらせず、受講後も学びを継続できる場も少しずつ形にしていきたいと考えています。
今回あらためて見えたこと
今回の2日間を通して、あらためて感じたのは、生成AIは単なる効率化ツールとして使うだけではもったいない、ということです。
本質は、
思考を深め、問いを磨き、仕事を共に進める相手になりうること
にあります。
そのために必要なのは、最新機能を追いかけることだけではありません。
むしろ重要なのは、AIとの関係をどう設計するかです。
自分にとって、どんな場面で、どんな役割を持たせ、どう対話するのか。
ここが定まると、AIは単なる「使うもの」から、「共に働く存在」へと変わっていきます。
今回の「スタンフォード式 生成AI Bootcamp mini」は、その入口として、非常に意味のある2日間になったと感じています。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました
あらためまして、ご参加いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。
また、Jeremy Utley氏、iU(情報経営イノベーション専門職大学)、そして運営・サポートに尽力してくださった矢追さん、小金さんをはじめ関係者の皆さまにも、深く御礼申し上げます。
リアルでもオンラインでも、参加者の皆さまの熱量が非常に高く、そのこと自体が今回の場の価値をさらに高めてくださいました。
本当にありがとうございました。
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今回のBootcamp miniを通じて、生成AIを「単なるツール活用」にとどめず、自分の仕事におけるデジタルコワーカーとして設計することの重要性を、あらためて強く感じました。
こうした内容は、個人向けの学びにとどまらず、企業や組織、教育機関においても大きな可能性があります。
現在、以下のようなご相談も受け付けています。
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