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Windows 8 Release Previewをタブレットにインストールして見えてきた近未来型ワークスタイル。(前編)

※お断り:このコラムは発売前のソフトウェア製品を筆者が勝手に動作保証の無い機器にインストールし、書いているものであり、発売させる製品はこの限りではないとともに、同じようにインストールするとデータ紛失などのトラブルが生じることがあるので注意されたい。

どのガジェットも一長一短

筆者は以前「Windows 8は旧来のイメージを刷新できるか」というコラムを書いたが、6月1日にリリースされたWindows 8 Release Previewをノートブックとタブレットにインストールしてみたが、特にタブレットの進化や利用方法によってはワークスタイルに影響してくるであろうと感じられるので紹介したい。インストール方法から利用感までカバーするので2部構成にして、前半はインストール編、後半は来週に報告をします。

まず、筆者の持っているデジタルの現役機器に関して記述しておく、これはどのような機材と比較対照しているか、ベンチマークがわかるという意味合いも込めてだ。

デスクトップPC:
E-machines製カスタム (Windows XP):そろそろ交換が必要
ノートPC:
Lenovo T420s (Windows XP:会社支給マシン)
Toshiba dynabook R731/36EK (Windows 7:結果的にWindows 8になったマシン)
タブレット PC:
Apple iPad (wifi)
Apple iPad 2 (wifi)
Motorola Xoom2 (Android:wifi)
MSI winpad 110W-045JP (wifi:Windows 7、Windows 8実験用に購入)
スマートフォン:
Apple iPhone 4 (Softbank)
Blackberry Bold 9900 (NTT docomo)
Windows Phone (au)
フィーチャーフォン:
N-02B (NTT docomo)
ワイヤレスLAN:
e-mobile pocket wifi GP2

筆者はこのようにかなり多くのガジェットを持ち歩いており、通信機器だけでここに書いていないVPN接続専用のものを含めると常時6台持ち歩いている。使い分けは、Blackberry Bold 9900が会社関係の電話やメール、スケジュール管理、N02Bが個人の電話、メール、ゲーム(モバゲー、グリーなど)、音楽、ブログ更新やおさいふケータイ、iPhoneが地図、Line、各種アプリやゲーム、Windows Phoneがソーシャルメディア(主にTwitter、 Facebook)やWeb閲覧、Skypeといった具合である。タイミングを見て統一していきたいと考えているが、どれも一長一短あり、絞りきれていないというのが現実である。中でも特にフィーチャーフォンのN02Bで提供されているおさいふケータイ機能は、コンビニや交通機関で多く使うために筆者には必須の機能となっているのである。スマートフォンでは、会社で必須なBalckberry以外ではSoftbankとauの違いはあるものの、地図機能やアプリが充実すれば体感で動きが早いWindows Phoneに軍配が上がり、おさいふケータイが移行できればさらにフィーチャーフォンと統一できるのではないかと考えている。

ノートPCへのインストール、時間はかかるが比較的簡単にできる。

Windowsの大きな欠点は改善された?

ノートPCへのインストールは比較的簡単であった。

「インターネット接続されたノートPCからWindows 8のインストールページに行きダウンロードボタンを押すとインストール用のファイルがダウンロードされますのでそちらを実行して指示通りに進めれば完了します。

注意点としてはWindows 8 をインストールしたら、PC のリカバリ パーティションを使用して以前のバージョンの Windows に戻すことはできないので、必ず以前のOSのリカバリ メディアまたはインストール メディアを用意しておいてください。また、ファイルなどが失われる場合も想定されますので、ファイル等もバックアップすることをお奨めいたします」

ちなみに筆者は全てファイルやOfficeを含むソフトウェアが引き継がれた状態でセットアップが完了した。インストールが完了すると、以下のような画面が出るので、通常のデスクトップとMetroスタイルを切り替えて利用できる。デスクトップには「スタート・ボタン」が無いが、Windowsボタンを押すとデスクトップとMetroスタイルが切り替わる。ノートPCに関しては、インストール後もほぼ問題なく稼動しているので極めて快適で、スタートボタンが無いこと以外はWindows 7を操作しているのと大きく変わらないように感じられる。インストール後大きく変わるのはOSの起動時間で、こちらは大幅に短縮される、筆者の実測では大体15~20秒で起動完了してしまい、なんとスタンバイモードでは一秒もかからずに起動するのである。これは今までWindowsの大きな欠点が改善されたといえるのではないだろうか?

四苦八苦だったタブレット型へのインストール

ノートPCへのインストールや操作は問題ないことをレポートしたが、タブレットPCへのインストールは非常に大変である上に、インストール後もバグがあちこちで出ている。インストールするときにはインストール用のDVDあるいはUSBを利用しなければならず、さらに起動モードを切り替えるためにキーボード操作などを行うため、複数のUSBポートを持つハブが必要になる。さらに、OSのインストール領域を確保するために不要なファイルなどを削除する必要があるなど、筆者も試行錯誤が続いた。しかし、それを上回る感動があることも確かだ。PCと同様、起動時間が非常に速いだけではなく、インストール後の特にMetroスタイルのインターフェィスの動きは速く、軽快で気持ちがいい。しかも、Microsoft OfficeのプログラムもアプリケーションとしてMetroスタイルのインターフェィスから立ち上げることができる。そして、ドキュメントをクラウドに格納するSky Driveなどのサービスも用意されているので、タブレットだけを持ち歩き、仕事場や自宅ではドッキングステーションを活用、外ではプレゼンテーション用のタブレットとして利用すれば、タブレット一つで仕事もプライベートも楽しめる新しいワークスタイルが待っているのである。次回はその内容に詳しく触れたい。(続く)

江端浩人「i(アイ)トレンド」バックナンバー
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